【PS4】ブラッドボーン(bloodborne)は未だにおすすめできる異色のホラーアクションRPG

レビュー

1,2年前にクリアしたブラッドボーンを最近また始めたよ!

ブラッドボーンといえばデモンズソウルやダークソウルの系譜を受け継ぐ、フロム・ソフトウェアとソニーのタッグで発売されたアクションRPGだ。

PS4でおすすめのソフトの言えば未だに上がってくるソフトで根強い人気があります。

そして、なんとなくもう一度始めからやってみようと思い再度プレイし始めたのですが、やっぱりめちゃくちゃ面白い。

一度既にクリア済の私ですが、

このざまである。

ちなみにガスコイン神父は順路を行けば2番目に登場するボスで、このボスを倒したのは全体の59.3%。つまり約40%がここで挫折している事になる。(トロフィー機能参照)

発売されたのが2015年3月26日なので2年以上たっているので攻略情報は出尽くしている。それでもこの数字なのはいかに本作が高難易度であるかを物語っている

ブラッドボーンをプレイした40%のプレイヤーがある意味チュートリアルとも言えるボスで挫折するゲームがなぜ、おすすめできるのか。

現在、再度プレイしている私が魅力を語っていきたい。

クトゥルフ神話をモチーフにしたストーリー

フロム・ソフトウェアが制作するダークソウルシリーズと同じように、今作もストーリーについて詳細を語られる事はない

登場人物の一見意味不明な言動や入手したアイテムの説明書きから推測することが必要となる。

これはこれまでのフロム・ソフトウェアが発表してきたゲームにはこういった方向性が顕著で、その難解なストーリーを推測のみで補完していくプレイヤーの事を「フロム脳」と呼ぶこともある。

少し話が逸れたが、ブラッドボーンのストーリーの大筋はクトゥルフ神話をモチーフとしている。

ざっくりとした概要は以下の通りだ。

上位者(宇宙に住む神々)とトゥメル人(古代人)

古代人であるトゥメル人は上位者(宇宙に住む神々)の存在を知り、その上位者の一人である「ゴース、あるいはゴムス」を崇拝する

ゴースはトゥメル人に「思考の瞳」という叡智を与えてトゥメル文化は繁栄する。

トゥメル人の滅亡

宇宙からの叡智を授かったトゥメル人ですが、さらなる叡智を求め、トゥメル人の王女ヤーナムとゴースは性交に成功。上位者と人の赤子を授かる。

その赤子は凄まじい力を持っていて、その力によって秩序は崩壊。

あらゆる境界を打ち消し、月を赤く染め、トゥメル文明は崩壊する

現代の研究者が上位者の痕跡を発見

現代においてビルゲンワースのウィレーム学長たちがトゥメル遺跡から上位者の痕跡を発見。遺跡に眠っていた例の赤子を召喚し、自らも叡智を得ようと画策する。

トゥメル人にコントロールできなかった赤子は現代の研究者たちにも当然コントロールできる代物でもなく、再度、秩序の崩壊をもたらした。

主人公が目覚めるのは病室のベッド

そんな秩序が崩壊している世界、ヤーナムに突如放り込まれた主人公。赤子をめぐる神々への戦いへと望まぬとも巻き込まれていく

なんか面白そうでしょ?

ちなみにこの辺のストーリーはゲーム内で詳しく語られることはないので、この辺を知ってプレイするとまた違った面白さがあるかもしれません。

もちろん上位者(宇宙の神々)との戦いもありますよ

死闘を演出するゲームシステム

ゲームのタイトルどおり重要な役割を果たすの「」。

血を使って体力回復を行ったり、主人公の使う銃の弾丸には血が練り込まれているとの説明もある。

そして敵を攻撃するとこれでもかっていうほどの大量の血しぶきがあがる。この血しぶきでも体力は回復する

ただし、敵からダメージを食らった後に体力ゲージが完全になくなるまでちょっとした猶予時間があり、その猶予時間の間に限る。

このようなシステムをとることで、敵から多少攻撃をくらっても、こちらもすぐに反撃することで自分の体力を回復することができるので、傍から見るともはや殴り合い、切りつけ合いの死闘である。

挑戦を促す絶妙な難易度

冒頭でも書いたとおり、本作の難易度は高い。しかし不思議と理不尽さは感じない。これこそがデモンズソウルから続く職人芸的なゲームバランスである。

敵の動きをよくみて、トライアンドエラーを繰り返していくスタイルで、自分のゲームに対する学習能力が試される。

仮にどうしても先に進める事ができなければ根気よくレベル上げをしてパワーアップすればいい。

つまり、レベルがあることによって自分である程度ゲームバランスをコントロールできるので諦めなければ必ずクリアすることが可能なのだ。

それでも無理?

そしたらオンラインで他のプレイヤーを召喚することもできる

このように救済措置はあるので、ぜひ一度難しすぎて諦めてしまった人にも再度トライして欲しい

アートワークを忠実に再現したグラフィック

本作のグラフィックは飛び抜けて素晴らしい!というわけではないが、アートワークを忠実にCGにて再現し、素晴らしい没入感を与えてくれる。

それではいくつかのアートワークを紹介します。

いかがでしょうか、私はアートワークから強烈な空気感を感じました。単純に怖い

これをCGで再現できているから驚きです。この世界観の中を歩いて突然獣の絶叫が聞こえてきた日にゃ

え、何?もうこの先進みたくない。。。

と、怖気づくこと受けあいです。

敵で皮膚がデロンデロンのやつとかもきっちりCGで再現してますからね。
ホラー好きにはたまらないかもね。

ブラッドボーンの欠点

かなりクオリティが高い今作ですが、当然欠点もある。

ロードが長い

ローディング時間は少し長めです。

それでもアップデートによってロード時間は大分よくなりました。

今作はいわゆる死にゲーに属するものなので何度も簡単に死ぬ。そのため、リトライするたびにロードが長いのは大きなストレスとなります。

私が一度クリアした時には旧型PS4だったのですが、現在はPS4 PROでプレイしていてブーストモードを使うとロード時間が若干短縮されている気が。

ちなみに処理落ちも多少改善されている場面もあり、大分快適にプレイできる。

PS4 PRO最高!

拠点間移動が直接できない

各拠点に配置されたランプに触れると過去に触れたランプのところにファストトラベルによって移動できます。

ただし、拠点間移動をするには一旦ホームである「狩人の夢」経由でなければできません。この仕様は微妙だと思いました。

うっかり移動先を間違った時には

くそが!

と悪態をつくこと受けあいです。

まとめ

さて、ここまで結構な長文を読んだあなたは既にブラッドボーンをプレイしたくなっているのではありませんか?

ユー、やっちゃえよ!
  • 奥の深いストーリー(ただしわかりにくい)
  • 洗練されたゲームデザイン
  • 秩序が崩壊した街を忠実に表現するグラフィック

これらによってブラッドボーンは総合的にかなり高いクオリティに達する事に成功しました。
フロム・ソフトウェアよりダークソウルの続編はもう無いことが公言されたため、今ではブラッドボーンの続編を待つ声も多数あがっています。

しかし、続編を待たずともこのゲームには何度もプレイさせる魔力があります。

ぜひ未プレイの方はプレイしてみてください。

ヤーナムで待ってるぜ!

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