【BIOHAZARD RE:2】バイオハザード2リメイク体験版の感想・レビュー:抜群の操作性ながら恐怖を感じる快作

レビュー

2015年8月12日、youtube上でリメイクが開発中であることを発表され、約3年半の歳月を経て2019年1月25日についにBIOHAZARD RE:2は発売となる。

それに先駆けて30分限定の体験版が配信されたので早速プレイしてみたよ。

動画でプレイしながらしゃべりまくってみたからこっちも興味があれば見てみてね。

快適な操作性と恐怖を倍増させるグラフィック

本作はバイオ7と同じゲームエンジンを使っているのでグラッフィックのクオリティは高く、しかも60fpsでヌルヌル動く。

操作方法も直近のバイオシリーズのものを踏襲していて、すこぶる快適である。

そして、今作のグラフィック面でのキモは明るさにある。

この画像は安全なエリアからゾンビのいるエリアへと突入する場面である。

めっちゃ怖くない?

正直こんなに暗くて血だまりができてるのを見てね、

今日はこの辺にしといてやろうかな。。。

とマジで思った。

快適な操作性であれば、自分の思い通りにゲーム内のキャラクターを動かせるわけで、本作においては銃で撃った時の反動や狙う時の手ブレが少なく、エイムしやすい。

それは難易度の低下=恐怖の低下を引き起こす可能性を孕んでいるのだけど、このレベルのグラフィックであればプレイヤー自体に恐怖を煽ることができる

つまり、プレイヤーが感じる恐怖で実際にエイムがうまくできないことがありえる。というか俺はそうだった。

もちろん、日頃からシューティングゲームに慣れている人であれば恐怖など感じないだろうけど、ホラーゲームとして感情移入ができる人ほど、うまくできずそれがこのゲームを楽しむ最大の魅力になるのではなかろうか。

ここまで暗くして視界を奪われつつ。。。

いつ起き上がるかわからない死体の脇を通過していかなければならない。

表現規制とゲーム性のバランス

バイオ7においては規制版と規制の緩いZバージョンが用意されていたが、本作においても同じ手法を取られている。※ちなみに海外版は日本発売のZバージョンよりも表現は過激である。

このような規制には賛否両論があってストーリーとしての辻褄が若干合わなくなったり、ゾンビを倒した時のエフェクトが削られて倒した時の判定がわかりずらくなる。

ストーリーで言えば以下の場面。

これはレオンが助けようとして助けられなかった警官の一人であるが、日本での体験版においては下半身が血まみれであるのに対して、海外版の体験版では下半身がなく、内臓が見えている状態になる。

海外版の表現だと確実に死亡していることが確認ができるが、日本版だと血まみれになっているだけであり、むしろどのような状態になれば下半身のみ血まみれで死亡するのかが謎である。

しかし、こんなちょっとしたことなのでグロさに耐性のない人は規制版を買った方がいい。

また、ヘッドショットによって一撃でゾンビを倒せることがあるのだが、

ここまで血が吹き出しておきながらも頭の原型は表現されていたりする。しかし海外版では頭部が破裂し吹き飛ぶ表現となっている。

こういったゾンビの部位欠損表現によって、倒した時の判定ができることもあるのでそこが削られることによってゾンビを倒した時の判定がわかりづらくなる可能性は多いにある。

しかし、基本的にゾンビが倒される時はそれなりのリアクションをとってくれるので、俺個人としては判定がわかりづらいということはなかった。

洗練されたインターフェース

本作のインターフェースは非常に洗練されていて直感的に操作することができる。

それもそのはず、バイオ7のゲームエンジンを使っているのでバイオ7をプレイした人は簡単に馴染むことができるでしょう。

また、マップも非常に高性能なマップになっていて、未踏の場所や見つけたアイテムの位置などが表示されるので、相当な方向音痴でもマップさえきちんと確認すれば迷うこともなく、アイテム回収も楽ちん。

優れたストリーテリング

バイオ2のオリジナル版をプレイしたことはないのだけど、リアルなブラフィックとキャラクターの見事な演技によりかなり没入することができた。

初勤務でこのような事態に遭遇してしまったレオンに対する上司の優しさや、こんな状況でもなんとかもがこうとするレオンを見ていると

よし、頑張ってこの事態の収集にあたろう

と決心してプレイすることができた。

しかし、彼女と痴話喧嘩をして酒を飲みすぎて遅刻したという事実が捻じ曲げられているのは少し腑に落ちなかった。。。

まとめ:リメイクにして新作のような気分で遊べる名作の予感

体験版をプレイして感じたのは素晴らしいアドベンチャーゲームであり、シューティングゲームであり、ホラーゲームであるということだ。

オリジナルをプレイしている人の期待を軽くぶち抜くポテンシャルがあるのではないか。

そして今後のバイオハザードのクオリティの一つの基準として本作が適用されるのあれば、バイオハザード8以降にも夢が膨らむばかりなのである。

めちゃくちゃ本編発売が待ち遠しい!