私が初めてプレイしたソウルシリーズってダークソウル2(以下ダクソ2)なんです。それからというものダークソウルにハマりにハマった私はブラッドボーンを含めたソウルシリーズを踏破するに至りました。
これも一重にダクソ2が凄まじい完成度で私がかなり楽しめたからなんですよね。
でね、ひょんなことからネットでのダクソ2の評判を評判を見てみたらあらビックリ、酷評の嵐じゃありませんか!
それでね、こんなツイートをしたんですよ。
なんかダクソ2って評判悪いんだけど、
初めてやったダクソが2で面白すぎて全シリーズやったんだよねお、お、面白いよねダクソ2
— カリー (@currygames01) 2018年11月16日
そしたらね、あれよあれよと27のリツイート、120件のいいねをもらいまして
みんなダクソ2が好きなんじゃん!
と驚いたんですよ。
それでちょっとダクソ2の評判をもう一回確認してみることにしました。
ダークソウル2に対する悪い評判の内容
そもそもね、ダクソ2の悪い評判ってどんなのなの?っていうことなんだけど、私が調べた限りでは以下のような感じです。
- 雑魚を規定の回数倒すと出現しなくなる
- 死ぬとHPの上限が減っていく
- 装備の耐久度が低く、すぐに壊れてしまう
- ボスに面白みがない
- DLCの一部コンテンツの難易度が高すぎる
- 動きがモッサリしている
- 回復アイテムが複数あって煩雑
正直に言うと、これらは言われてみると納得できるものでした。
悪評から見るダークソウル2のゲーム性
ちょっとゲーム性という曖昧な表現で恐縮なんですが、要はダークソウル2がダークソウル2であるための要素と受け取ってもらえると幸いです。
ダークソウル2における難易度調整
ソウルシリーズが他の作品より圧倒的に優れている部分は職人芸的なゲームバランスです。これをなくしてソウルシリーズを語ることはできません。
本作においてもその職人芸は光っていますがそれが他のソウルシリーズと一風変わったものとなっているために、これまでのソウルシリーズのファンとの摩擦が起きてしまっています。
特に「死ぬとHPの上限が減っていく」仕様というのはいわば、死ねば死ぬほど難易度があがる鬼のような仕様であり、これを楽しめるのはこれまでの鬼畜難易度を楽しんできたM気のあるゲーマーであることは間違いない。
そんなプレイヤーの苦悩を先読みしているが如く、序盤で行ける場所に死んでも一定以上HPが下がらない指輪(繋ぎ止める指輪)が配置されてはいます。
しかし、攻略情報を見なければそれに気づくことなく攻略を進めていくことを余儀なくされるのは人によってはクソゲーだ!と声を出したくなる気持ちもわかります。
ただ、頑張ればそういった救済措置を発見できるというゲーム性こそがダクソ2における肝であり、楽しめる部分であります。
ここで評価が割れてしまうんですね。
雑魚が枯れてしまうことも、回復アイテムが複数種類存在することも、そういったダクソ2なりの救済措置であるわけです。
ですがダクソ1と大幅に違ったアプローチであることは議論の余地はなく、デモンズからやっているプレイヤーからしてみれば急に変わった仕様に対して拒否反応がでてしまうのも頷けるでしょう。
ダークソウル1からのブラッシュアップが仇になった部分
例えば装備の耐久度の減りが早くなり装備が壊れやすくなったことはゲームとしてはブラッシュアップされたということができます。
ダクソ1での耐久度はほぼ形骸化しており普通にプレイしていたら武器が壊れたことがある人の方が少ないでしょう。そういった形骸化したシステムをきちんと活かす形にして批判されるというのは皮肉なものです。
また、動きがモッサリというのは全体的な挙動が遅くなったことを意味しています。
具体的には攻撃後、ガード後の硬直やダッシュを入力してから動き出すまでのラグなどがあります。それに加えてローリング時の無敵時間の縮小などが敵の索敵範囲が広がったことなどが合わさってプレイヤーにストレスを与えています。
しかし、これもダクソ1において敵の配置がある程度わからなくても走り抜けられる構成を嫌って敢えてこういう仕様にしたのではないかと考えています。
つまりダクソ2のレベルデザインはジリジリとした敵との駆け引きを楽しむようにできているのです。
ダークソウル2の弱点
ダクソ2が好きな私でももっとこうして欲しかったなーという部分はもちろんあります。
例えばボスの演出においてはダクソ2が一番地味であり、ダクソ1、3と見比べるとその差は歴然です。また人型のボスが多いのも2の特徴です。
また、先のツイッターでのコメントで以下のようなものがありました。
完全オフなら間違いなく神ゲーです!
マッチング範囲の指定が厳しくてnpcとしか協力できないみたいな感じだったんです— タマじい@亡者マン (@Tamanegi_MOUZYA) 2018年11月18日
私は基本的にオフ専なのでオンラインに行くことはめったにありませんが、マッチング範囲の指定が厳しくNPCとしかマッチングできない状況であるようです。
ソウルシリーズにおいては対人や協力を楽しみにしている方が多くいるのでこの点は擁護することなく、声高になんとかして欲しいと運営に伝えるべきでしょう。
愛ゆえに批判が集まったダークソウル2
私がダクソ2への批判(意見)を見た時はこの作品が好きなだけに若干ショックであったわけですが、よくよく読んでみるとそこからは溢れ出るソウルシリーズへの愛を感じました。
どうでもいい作品にはなんの意見もでてこないですよね。愛されるがゆえに責め立てられるダクソ2。ダクソ3によってユーザーの声が反映されダクソ2ででた批判などは消え去り絶賛の声が上がりました。
それでも、それでもね。
私はダークソウル2が好きなんだよ。あの重厚な戦闘が。ジリジリとした緊張感が。マデューラの夕焼けが。
そして私は何度でも舞い戻るのだ、ダークソウルの導きのままに。